基本的に主婦。シンガーソングライター。          (画像Cherryさん)


by koyomidon
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本を読む時間

寝る前や、ちょっとした時間に最近また本を読む時間を作っています。
面白くていろいろ読んでいるのが川上弘美さんの本。

今は、代表作「センセイの鞄」読み中。
なんかいいんです。
少し前に読み終わったのが「夜の公園」
エッセイ集「なんとなくな日々」も独特の世界があっていい。

大好きなサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」でそういえば大分前対談していたことを思い出した。

川上弘美さん+糸井重里対談 本を書くということは。

はじめのとことで川上さんがどうして本を読むのかについて語っていて
面白いなあと思いました。


  なぜ私は本を読むのか。
  このごろよくそのことを考えます。
  たまたま好きだからです。
  そう言ってしまうのも簡単なのですが、
  それだけでもないような気がします。

  例えば音楽を聴くと、体が気持ちいいのです。
  それから、テレビや映画を見たりすると、
  気持ちが気持ちいいのです。
  気持ちいいだけではなく、気持ち悪いこともあって、
  それはそれでおもしろいのです。
  食べ物を食べるとやっぱり体が気持ちよくて、
  眠ると体がなくなるかんじなのがおもしろくて、
  だれかを好きになると
  自分がなくなるかんじなのがおもしろい。
  いろいろ世の中にはおもしろい、
  気持ちいいことがあふれています。

  それでは、本を読むときには
  どんなふうになるのかなと考えます。
  本を読むときには、あんまり体は気持ちよくない。
  気持ちも気持ちよくならないかもしれない。
  むしろ気持ちが妙になったり、体も寒くなったり、
  その辺のものが
  ゆがんで見えたりしてしまうことがある。
  ジェットコースターに乗ったときや、
  ものすごく悲しい失恋をしたときや、
  嫌な人に会ってしまったときの気持ちを
  再現してしまうような内容のものも多いです。
  昨今の世界情勢に怒りを持ったり、
  昔、嫌な友達に意地悪をされたり、
  自分で失敗をしてものすごく恥ずかしかったり、
  そんなときのことを
  思い出させるような本も多いのです。

  けれど、本はおもしろい。なぜかおもしろい。
  どうしてかなと考えます。
  まじっているからかなとちょっと思います。
  嫌なこと、きれいなこと、
  うれしいこと、悲しいこと、
  笑えること、痛ましいこと、役に立つこと、
  考えるヒントになるようなこと、
  いろいろなことが本の中には書かれています。
  映画だって、お芝居だって、ゲームだって、
  そういうものはもちろん
  いろいろに含まれていますけれど、
  単位当たりにそういったさまざまな感じを含む、
  に関しては、多分、本がいちばん密度が濃いのです。
  お得と言ってもいいかもしれない。

  何回も繰り返して読むことができる
  というのもいいのです。
  電車の中でも、こたつの中でも、お手洗いでも、
  待ち合わせの相手が来ないちょっとした時間にも。
  途中でやめることも簡単だし、
  また読み始めることも簡単。
  どんなふうに読むのも自由自在。
  だれも文句を言わない。
  ほんとうはどんな分野の
  本じゃないことだって、
  自由でだれも文句を言わなくて、
  広々したもののはずです。
  でも、本は、
  ひっそりとひとりだけで読めるものだから、
  読むのに道具の要らないものだから、
  どんな場所でも読むことのできるものだから、
  殊に自由な感じがします。
  マイペースな人に向くものと
  言ってもいいかもしれない。

  
なんか、お母さんが子どもに本ってこんな風に面白いだよって
語ってくれるみたいに川上さんは語ってくれて
本を読んでみようかなってきにさせてくれます。

で、そうか、音楽を聴くと身体が気持ちいいのかあ、っていうのはちょっと
新鮮でそうかあって思いました。
最近の私は音楽を聴いている時の気持ち良さを求めて(笑)しまいがちでありました。
川上弘美さん、きれいな人のようにも思います。
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by koyomidon | 2009-08-21 14:06 | 日記