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基本的に主婦。シンガーソングライター。          (画像Cherryさん)


by koyomidon
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見ようとしないといけないこと…。

八月十六日(木)
  BSの特集の
戦争へいった人の言葉で語られる戦争。
普段の日常の中では想像できない非人間になるということ。
非人間に追い込まれていくということ。
非人間の世界を体験する深い深い悲しみ。
普通の今の私達のような日常も
語ってくれている老人達は過ごしてきているのだろうけれど、
あまりにひどい過酷な戦争。
なぜあのような中で死ななければならなかったのか?
誰が罪に問われなければならないのか?
誠実を踏みにじった過酷さを見ないで過ごすことを罪だとも思う。
語ってくれてありがとう。
語らせてくれなかった時代を生きてきたつらさと悲しみに気が付く。
62年も経って、ということよりも
62年という年月がなければ語ることができなかったのかもしれないし、
やっぱり見ないようにして突き進んできた時代なのかもしれない。
この人達に語らせることをしなかったもしれない、と思ったのだった。
ちゃんと聞こうとしなかったのかもしれない。
戦争はひとつもいいことがなく、
何もいいものを生まない。
普通の彼らがどうして罪に問われなくてはならなかったのか?
なぜ死ななくてはならなかったのか?

十五日の夜にNHK地上派でやっていた
「憲法九条についての討論」
あの番組の中で言っていた
日本人の半分以上が「集団的自衛権」についてさえも知らない、
という中に私もいた…。
自分は何もかも知らない気がした。
国民投票法案が春に可決されたことに緊張感をいだきがら、
現実に自分達に憲法改正案が通ったときにそれに対しての
YesかNoかを投票しなければいけない。
それについて真剣に一人一人が考えないといけないし、
そのためにはちゃんと過去を知らないといけないと思う。
今あらためて憲法九条の意味を
私にも問われているのだと思う。
憲法九条があることの重みを。
ちゃんとちゃんと考えよう。
日本と日本人がしてきたことをちゃんと。
アメリカのことを。
イラクのことを。
現実に戦争をしている自衛隊のことを。
補給活動ではあるけれど
アメリカ軍を助けている自衛隊のことを。
私は何もちゃんと知らない。
平和のことも戦争のこともただ漠然と考えている。
国民投票法案の施行は三年後。
非人間に追い込まれないために。
そして、日本国民の一人として
YesともNoとも言う権利と責任があるのだ。
by koyomidon | 2007-08-17 04:45 | 書き留めておきたいこと