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基本的に主婦。シンガーソングライター。          (画像Cherryさん)


by koyomidon
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「花」という曲

三月二十八日(金)
 ちょっと前に缶チューハイをあけた。
少し酔わないと書けないと思った。


本当に私は田口ランディさんの書いてきたものに
支えらたことが何度も何度もある。
自分にとってランディさんの言葉は
暗い道を灯すランプの光のようなのだ。
わかりやすくて、
何か心にかかえきれない出来事がある時
私は田口ランディさんの文章を読んだ。
ランディさんの文に触れたくなった。
そうするといつも静かななんともいえぬ希望みたいなものが
満ちていくように思えて何日も力をいただいて暮らすことができた。
やっぱりそれは希望と呼べるようなものなのだと思う。
希望、というものはそういうものなのだと思った。
現代に本当に必要なことを
何か大切な感覚のようなものを
わかりやすい言葉で伝えてくれる稀有な作家さんだと思うのだ。

きつい、
でも人が本当に見たり考えたりしないといけないことの
本質のようなものを
ランディさんは書いていると思う。
書かずにいられないのだと思う。
わからないもののと取り組むとき
人は不安が増大してしまうものだ。
そんなことと取り組んでいるのはきついだろうなあといつも想像している。
でもそのきついことが
本当は身近なこととの中に潜んでいて
やっぱり避けては通れないなあって思うことの中で
ランディさんの器の大きさというか心が発する言葉の力というか、
不安の中に希望の灯りがともるである。


この一月に
お父さまを亡くされた。
お父さまをみとられたんだなあと思った。
亡くなられた後に
お父さまの花が咲いて
それをみていたら
なんだかやもたてもたまらず歌を作りたくなったのだ。

そして
それはとても不思議な自然な流れの中で
ランディさんに届いた。
山田スイッチさんが届けてくれたのだ。
スイッチさんにそれをもっていこうと思った日に
友人の川村マーミンが
「これも一緒に花のCDに添えてやってください」と
ご主人の村長さん(マーミン村の…)が
筆でかいてデザインして作ってくれたジャケットを渡してくれた。
本当にそれはCDに添うように思った。




私も六年前に母を亡くした時
やっぱりそのさみしさと言ったらなかったのだけれど
私には悲しみを分け合える家族も兄弟ももちろんいてくれたんだけれど
義姉や義妹が私の悲しみを思いやってくれたことが
ありがたかった。
母を亡くした私にやさしい声をかけてくれた。
悲しみを分け合える人がいた。

そんな風にほんの少し
私はランディさんに声をかけたかったのかもしれません。

「花」

私もこの四月に母の七回忌を迎えます。
by koyomidon | 2008-03-28 19:00 | 日記