いっぺんの言葉
2008年 09月 17日
見えなくなった世界の形の記憶が
まだ明けないある秋の朝に
まだ目覚めない頭の奥で
急に心をゆするから
私は目を覚まそうと
探し物があったのだと
そんなかすかな
歌う夢を思い出す
いっぺんの言葉は
かわいくて
夕べの
美しい十五夜の月の光のようであります
でももう間もなくです
それは
言葉になって
詩になって
流れてきて
ハーモニーになって
歌になって
夢になって
「もう死んだっていいよう
もう死んだっていいよう」
と
中也が歌ったように
それはもう間もなく目の前に広がっていくのです
世界はどのように美しいかってことを
いっぺんの言葉が
心の奥で世界の果てのなさを見せてくれます
まだ明けないある秋の朝に
まだ目覚めない頭の奥で
急に心をゆするから
私は目を覚まそうと
探し物があったのだと
そんなかすかな
歌う夢を思い出す
いっぺんの言葉は
かわいくて
夕べの
美しい十五夜の月の光のようであります
でももう間もなくです
それは
言葉になって
詩になって
流れてきて
ハーモニーになって
歌になって
夢になって
「もう死んだっていいよう
もう死んだっていいよう」
と
中也が歌ったように
それはもう間もなく目の前に広がっていくのです
世界はどのように美しいかってことを
いっぺんの言葉が
心の奥で世界の果てのなさを見せてくれます
by koyomidon
| 2008-09-17 05:27
| 詩