基本的に主婦。シンガーソングライター。          (画像Cherryさん)


by koyomidon
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30

カテゴリ:子供の頃のこと( 3 )

幸福な子供時代

なぜ空や星を見上げるんだろう、とふと考えた。
そうやって自分は旅をする。
時間の中を。
そうしてふと子供の時から
そんな時間を過ごさせてもらった幸福に思い至った。
物心ついた頃から
父は私の周りに世界少年少女文学全集を毎月少しずつおいてくれた。
それはいつしか全部で50巻に達しその世界を読み過ごすだけでも
世界のあらゆるもののエッセンスを知ることができたのかもしれない。
人の有限の身体が現実に体感することは限られているかもしれないけれど
どうしてだか心というか脳なのかでは
気の遠くなるような時空を旅することができるということの奇蹟を
もう子供の頃から知っていた。
小学校の時はよく学校の図書館で
偉人達の伝記というものを読むのが好きだったし、
担任の先生は毎日のように
「怪人二十面相」の話を読んでくれたりしていた。
六つ上の兄は仙台の大学の休みのたびに
「ドリトル先生航海記」の大好きだった私にドリトル先生のシリーズ12巻を
買ってきてくれたりもした。
兄二人は本当に面白くて
いつもからかわれながらも楽しい時間を過ごしていたように思う。
六つ下の弟はおしゃれでまた違う世界観をくれた。
八年前に死んだ母は
本当に明るい人で家族が大好きだった。
周りの家族を均等に愛して、だから、今でも兄もその家族も仲が良くて
義理の姉や妹達とも本当に仲良くさせてもらっている。
そんな心の安定の中で
子供時代を過ごし本の世界と現実の小宇宙をいつも私は行き来していたのかなあと思う。
何か見失いそうになる時
この幸福な子供時代に戻ると思い出せる。
[PR]
by koyomidon | 2010-07-28 07:06 | 子供の頃のこと
五月十二日(月)
 久しぶりに父に電話して元気でほっとした。
私にとって父は本当に素敵な父だ。
それでも自分とはまた違う人間なんではあるけれど
いろいろと本当に大切なものを父からはたくさんたくさん受け取ったと思う。

子供の頃に父が買ってきて
家にあった「岩波世界少年少女文学全集」の五十巻。
これがもしかして自分の三つ子魂の核になったのかもしれない。

子供の頃に読んだ話ベスト3、
なんていうものを考えなくてもいいかもなのに
考えてみた…。バカ…。

1.「王子とこじき」
2、「老人と海」
3、「美女と野獣」
でしょうか・・・・・・

そして、あ、そうだ
「幸福の王子」もだなあ、と
その話がせつなくてせつなくて
大好きで大好きだったことを思い出す。
王子とつばめ。
私は子供の頃、どんなに[つばめになりたい!]と思ったことだろう、
なんてことも思い出した。
そうだ、つばめになりたかった!
王子さまを助けるつばめに。
王子さまの像の足元で息絶えるつばめに。
[PR]
by koyomidon | 2008-05-13 04:35 | 子供の頃のこと

父の言っていたこと。

時々ふっと、父の言っていたことを思い出すことがあるんだけれど、
東北自動車道ができた時に言っていたことをふと思い出した。
世の中がどんどん便利になっていって、
高速道路の完成は、
それまでの所要時間が縮まって、
要するにいろんなところへの行く時間が短くなって
子供心にいい世の中になったなあと感じた。
けれど、父はそんな時に
「でもなあ、今まで荷物を運ぶのに、一日一回でよかったのに、
これからは二回運ばなきゃならないことになったりしてなあ…。」
と、かえって忙しくなり、
いいことばかりじゃないんだぞ、というようなことを言った。
父はいつも物事に対する時に、
別の見方もあるんだぞ、というような物言いをよくした。

夏になると、
実家に帰りたくなる。
父の庭をみて、
起きてきたばかりでまだすててこ姿の父と、
その庭で
父の作った縁側や石や木のイスに座って、
ネスカフェゴールドブレンドのインスタントコーヒーを
好きな陶器のコーヒーカップに入れて飲みながら、
夏の朝を二人でゆっくりしみじみと話をしたくなる。
[PR]
by koyomidon | 2007-08-07 06:08 | 子供の頃のこと