基本的に主婦。シンガーソングライター。          (画像Cherryさん)


by koyomidon
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カテゴリ:詩( 120 )

私の福島

 私の福島

福島は緑深き山々にいだかれて
梨や桃の花 咲く春はあわれに
夕方遅くまで遊んだ須川の川原
幼い友の影はもう遠い遠い昔

福島は夏は暑く冬は雪の里
わらじの祭りや暁参りと
季節季節の祭りの宵に
父や母や兄弟達の笑う顔は
もう遠い遠い昔

福島を遠く離れ 時は過ぎていく
思い浮かぶのは吾妻の山並み
夕暮れせまる信夫の里
やさしく流れる阿武隈川にやがて灯る
家々の窓の灯り
家々の窓の灯り


この歌の詩は一番上の兄が
三十年前に
茨城県の水戸市にいた時に
郷里の福島を思って書いた詩です。
当時帰省した兄と一緒に
この詩に曲をつけました。
その後、
兄は会社やめて三十四歳で子供二人ある時に
郷里の福島に戻って仙台の大学の歯学部に入り直して
歯医者さんになって
今も暮らしています。
兄がそばにいてくれるから
父が一人でも安心なのだ。
今度の震災で実は実家もブロック塀が崩れ落ち
テレビが壊れ
兄の家はガラス窓が全部割れてしまったそうだ。
自分達の大変な状況の中で
いろいろわかってくる情報をみていて
義姉が「でも東京が無事でよかった」と言った。
日本の中枢機能が無事でよかったという意味だろうと思う。
兄達が福島市を離れることはおそらくないだろうけれど、
原発の事故であれこれと心配してしまう。
昨日五所川原の知人の妹さんが相馬市に嫁にいったが
ガソリンが手に入らず移動するにもできないと心配されていた。
原発について
私自身もここまでの事態を
私自身も考えていなかったことを思う。
今現在、命をかけてふせごうとしている人もあるし
避難を強いられた方達の詳細もまだあまり報じられていないようだけれど
きちんときちんと取り組んでいかなくてはいけない問題だ。
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by koyomidon | 2011-03-18 07:36 |

そうです

彼女は深く優しい
そういう澄んだ強い目を持っています
彼女は言葉が少し足りなくて
小さい頃は
先生も心配しました
けれど
言葉にできなくても
彼女が人のことを思って
あれこれと探していることが
ふとしたことでわかって
澄んだ瞳に打たれます
彼女はへたなのだよね
道に迷った時
私は彼女の瞳を思えばよい
ひっそり深い水をたたえる泉みたいに
深い深い澄んだ瞳
そうです
彼女はそんなふうなのです
そうです
そうです
彼女はそんなふうなのです
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by koyomidon | 2011-02-08 05:50 |

桃の枝一本

桃の枝を一本
活けます
もうすぐ春なんだね

雪道を歩いていると
ブーツの間から染み出してくる
少しずつ暖かくなってる
もうすぐ春なんだね

軒だれの音
差し込んでくる日差しが違ってきましたよ
もうすぐ春だよ
猫につぶやく
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by koyomidon | 2011-02-02 06:40 |

コロッケ持って

コロッケ持って出発です
今日がその日

元気をなくした時も
なんにも言葉がみつからなくても

コロッケ持ってしゅっぱつです
今日がその日

夜は明ける
日差しは変わる

コロッケ持って出発です
今日がその日

どんなに思いやれるか
知っているよ

コロッケ持って出発です
今日がその日

本当なんて
わかりはしないよ
でもいいんだ
知っていた

コロッケ持って出発です
今日がその日だと
今日がその日だと

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by koyomidon | 2011-01-31 05:35 |

春祭

春の足音が聞こえてくるよ
生まれてはじめてきいた音
赤子の時にその耳で

本当のことはいつも目に見えぬ
本当の心はいつも目に見えぬ

春の日差しは夢のように
生まれたての言葉歌いだした

春の歌
生きている喜び
生まれてきた輝き
いつもいつでも生まれたての夢がまだあるのです

ほんとうのものはいつも目に見えぬ
問いただすなんておろかなことをもうやめよう

春祭 
春祭
私の大切な女の子は春のように生まれました。
祝祭
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by koyomidon | 2011-01-30 06:38 |

生き続けるみたいに

この春色の空の
目に映る深い深い色
美しくて胸に沁みる
口ずさむ 空に向かって
 
歌い続けなさい 私
生き続けていくみたいに
歌い続けなさい 
生き続けていくみたいに



このあふれる光
地球の恵み
季節はめぐるまた
胸を刺す白銀の世界
神様に向かって
歌い続けなさい 私
生き続けていくみたいに
歌い続けなさい 
生き続けていくみたいに
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by koyomidon | 2011-01-11 07:23 |

灯す灯りがあるでしょう

雪降る夜に灯しましょう
灯す灯りがあるでしょう

それでも
灯り灯しましょう
灯しましょう
一人の夜も

雪降る夜に灯しましょう
灯す灯りがあるでしょう


涙したこと
涙すること
愛を知ったこと
愛すること
 
雪降る夜に灯しましょう
灯す灯りがあるでしょう


いつも
いつでも
灯しましょう
灯す灯りがあるでしょう

きみを思って
灯しましょう
悲しい悲しい顔している
きみを思って
灯しましょう
灯す灯りがあるでしょう

どこまでいくのでしょか
忘れたのか
灯す灯りがあるでしょう

雪降る夜に灯しましょう
灯す灯りがあるでしょう
灯す灯りがあるでしょう
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by koyomidon | 2011-01-02 06:04 |

吐き出せるだけ吐き出せ

もう見えなくなった
もう感じなくなった
私は何者だろう

ものがたりを
思うことで
人は
生きることができるのだな

ものがたりが
必要だったのだな
肉を食べるごとく

息を吐き出せるだけ吐き出せばいいんだ
吐き出せるだけ
吐き出せば
すーーっと
入ってくる

方法は
飢えることだ
今までのものがたりを
吐き出せ

時間軸は
長く長く伸び続けている
次のものがたりを
さがすのは容易ではない

今までのものがたりを
吐き出せ
吐き出せ
卑小なものがたりを
吐き出せ
吐き出せ

空気が薄い時は
吐き出せ 吐き出せ

すーっと
心地いいリフを奏でる
音楽としての歌を歌える
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by koyomidon | 2010-09-06 06:07 |

心の穴を抜けて

心の穴を抜けておいで
ここに母さんはいますから

心の穴を抜けておいで
ここに母さんはいますから

埋まらないなら抜けておいで
ここに母さんはいますから

埋まらないなら抜けておいで
ここに母さんはいますから

ご飯を作って待っていますから
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by koyomidon | 2010-07-17 04:21 |

染み出る雨のように鳴く

いろいろな音
原付バイクの走る音
よだかが鳴く声は空耳か
そうして
静かな雨の音

 失くした身体に染み入るように
 年を取って失くした力を包むように
 この雨のようにだけ
 もしも鳴くことあるのなら

小鳥のようにも鳴いてよい
風のようにも鳴いてよい
でももう
誰かを傷つける荒げた声で鳴くことを
この身よどうかしませんように
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by koyomidon | 2010-07-16 05:54 |